『零れ種(こぼれだね)』

ソバ
蕎麦の花

冬の間、雀(すずめ)のために、庭にえさ場を作って、「小鳥のえさ」を置いていました。食べ物がなくて死んでいく鳥たちを、少しでも救えるかと思って。

 

あたたかくなったので、えさ場はかたずけたのですが、向日葵(ひまわり)の種だけ食べ残していたので、先日、それを蒔(ま)きました。

ほうきで掃いて、ちりとりでぱらぱら……という乱暴な蒔き方でしたが……。 

それでも、たくさん芽が出てきました。

ところが、向日葵は三本だけ。あとは、違うようです。

「見たことあるな……」と思っていたら、昨日花が咲きました。

蕎麦(そば)の花です。

蕎麦の実なんて、入っていたかな?

でも、うれしいです。

とってもかわいい花ですよ。

これも、零れ種といえるのかもしれませんね。

 

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コメント: 2
  • #1

    スコッチ (火曜日, 18 5月 2010 09:51)

    野山の種は全て零れ種なんでしょうね。
    ちょっと人生哲学的に思ってしまうのですが・・。。

    友人が「生まれて来る時も一人、死ぬ時も一人」と孤独を癒してくれました。一人の自分に自覚を持って強くなると、他人に優しくなれるそうです。。零れ種の我々も互いに優しくなれたら良いのに・・自分が弱いとなかなかね^^;

    白藤、とげがあるか観察してみます。農家のご主人は藤だと言っていたのでおそらく。

  • #2

    夢子 こと 山下景子 (火曜日, 18 5月 2010 22:41)

    スコッチさま

    私たちも零れ種……本当にそう思います。

    阪神大震災のとき、一人暮らしのアパートが壊れていく音を聞きながら、
    「ひとりで死んで行くんだ……」と思い知らされました。
    幸い命ながらえて、以来眠るときは、毎日「ありがとう」と言うことにしています。