『夏雪草(なつゆきそう)』

八重咲き空木
八重咲き空木

「夏雪草」は、空木(うつぎ)の異称です。

「空木」は、「卯の花」と呼ばれて親しまれてきました。

普通、一重ですが、明石公園では、八重の卯の花が咲きこぼれていました。

(去年の写真ですが……)

 

このところの雨は、「卯の花腐(くた)し」?

曇り空は、「卯の花曇り」かもしれませんね。

 

~時鳥 我とはなしに 卯の花の 憂き世の中に 鳴きわたるらむ~

(大河内躬恒『古今和歌集』)

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 ほととぎすは、私とはちゃうのに……。

 なんで、卯の花の咲く、この憂き世に、

 私みたいに、ないてばっかりおるんかなぁ……。

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コメント: 2
  • #1

    スコッチ (金曜日, 21 5月 2010 11:26)

    散歩中、良く見るとそこいらじゅう忍冬(すいかずら)だらけ(笑)
    日頃は、意識してないと見つけられません。。
    人生でも見過ごした大切な物が沢山あるような気がします^^;反省です。。これからは、ゆっくりじっくり歩こう!

    明日からは「卯の花」を意識して散歩・・少しずつ花の名前を覚える事ができて嬉しいです^^活花では全く覚えられず(笑)
    感謝してます!m(__)m

  • #2

    夢子 こと 山下景子 (土曜日, 22 5月 2010 01:48)

    スコッチさま

    そうですね。
    意識すると、とっても目につきますよね。
    今日は、普通の一重の卯の花のかわりに、姫空木を紹介しました。