『射干玉』(ぬばたま)

ヒオウギ
檜扇

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私が見つけた「檜扇(ひおうぎ)」は、ピンク色でした。

葉の形も、よくわかりませんので、お借りしたものを……。

 

その前に、「ぬばたま」は、平安時代になると、

「うばたま」「むばたま」ともいうようになりました。

小野小町の歌は、「むばたま」となっていますね。

一応、夢子語訳を。

 

~いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る~
  (小野小町『古今和歌集』)  
*******(夢子語訳)*******

 恋しいて、恋しいて、たまらんときは、

 せめて、夜の衣を裏返しにして着てみるねん。

 もしかしたら夢の中で、あの人に逢えるかもしれへんから……。
*****************    

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

kisetunohana

左から、「檜扇」の花、葉、種(射干玉)です。

 

ちなみに、「檜扇」は、檜(ひのき)の薄皮をとじ連ねた扇です。

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コメント: 2
  • #1

    スコッチ (月曜日, 06 9月 2010 11:14)

    ・・ぬばたまの~・・私でさえ記憶にありますから
    よほど調子が取りやすいのですね^^

    ようやくお花が咲く季節になりますね
    秋は、水盤に花と花びらを浮かべて楽しもうと・・
    活け変えるのが面倒なだけかも(笑)です

    たくさんリンクがあって楽しめました。。
    ありがとうございます^^

  • #2

    夢子 こと 山下景子 (日曜日, 12 9月 2010 23:51)

    スコッチさま

    楽しんでいただけて、うれしいです。
    たまには、こういうこともやってみたいと思います。

    我が家では、なんと、藤やシクラメンが狂い咲き。
    どうしたのでしょう。