2010年

8月

30日

『八月尽』(はちがつじん)

葛

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私の住んでいる町内では、毎年、8月の最後の日曜日に「夕涼み会」があります。

それが終わると、夏もいよいよ終わりだなと感じます。

 

写真は、数年前の『八月尽』に、神戸市にかろうじて残る蒲公英城(たんぽぽじょう)跡へ行ったときのもの。

もう、秋の七草のひとつ、葛(くず)が咲いていました。

今ごろ、咲いているのかな……。

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2010年

8月

23日

『蚊喰鳥』(かくいどり)

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 蝙蝠の画像はなかったので、縁起ものの写真を……。

 以前、旧家を訪問した時、欄間に、蝙蝠の彫り物をしていました。

 

 

それにしても、毎日、水やりをするたびに、蚊に攻められて、あとがかゆくてかゆくて……。

虫よけのスプレーなど、なんのその。

服の上からもかまれてしまいます。

『蚊喰鳥』さんに来てもらいたいほど。

一日、500匹も食べるんですって。

 

さて、本物の蝙蝠の写真が見られるサイトを紹介します。

【日本産コウモリ目の一覧表】

【About Buts こうもりのページ】

 

こちらは、声も聞けるサイトです。

【北海道のコウモリ図鑑】

 

 

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2010年

8月

16日

『一丈紅』(いちじょうこう)

立葵
立葵

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家の近くでも、立葵の花をたくさん見かけるのですが、いかにも立葵らしい写真を見つけたので、こちらをアップします。

双葉葵
双葉葵

葵祭りや、葵の御紋の葵は、こちらの双葉葵。

少し色が悪いのですが……。

 

 

 

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2010年

8月

08日

『大西日』(おおにしび)

大西日
大西日

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いざ、大きな夕陽の写真を撮ろうと思っても、なかなか撮れないものですね。

夕陽の写真なら、スコッチさんのサイトの方が、素敵な写真がいっぱいあることと思います。

リンクさせていただきますね。

   ↓

【今日の夕日】

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2010年

8月

02日

『招涼の珠』(しょうりょうのたま)

露草の露
露草の露

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涼しげな写真を撮りたいと思ったのですが、あまり涼しそうではありませんね。

水やりをした後の露草の写真です。

 

ところで、私は、暑い夏が大好きで、それほど苦にならないのですが、今年は、異常に暑いと思います。

どうか、みなさん、お身体に気をつけてくださいね。

 

 

一応、メルマガの和歌の夢子語訳を。

 

 ~月やどる 岩井の水を むすぶ手に すすしさまねく 玉ぞこもれる~

 (源仲綱)

 

*******(夢子語訳)*******

 月が映るほど澄みきった岩の湧き水を、

 手ですくったら、いっぺんに涼しなったわ。 

 この中に、招涼の珠がこもっとんやわ!  

*****************

 

~石の上に 落ちたる滝の かずかずに すすしさまねく 玉と見えつつ~

 (藤原為顕)

 

*******(夢子語訳)*******

 石の上に落ちていく滝のしぶきは、

 どれもこれも、ほんまに涼しいて、

 招涼の珠に思えるねん。

*****************

 

 (夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

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2010年

7月

26日

『小百合』(さゆり)

ササユリ
笹百合

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みなさん、本当にありがとうございました。

 

今回、式や披露宴などたいそうなことはせず、7月17日の私の誕生日に入籍して、ふたりで記念に写真を撮りに行きました。写真は、一応、白無垢を着て、角隠しをしたんですよ。

ずっと忙しくて、あとは、翌日、親戚の家に行く予定だけしか、考えていませんでした。

なので、17日の夕食は、近所のお好み屋さん。

でも、たまたま、お好み屋さんの家にあったアーモンドケーキに、お店の包丁で、ケーキカットをさせていただきました。

居合わせたお客さんたちにも祝福していただいて、とってもいい想い出になりました。

 

ほかにも、あたたかい想い出がたくさんできて、つくづく幸せ者だと思っています。

 

 

長くなってしまいましたね。

ごめんなさい。

 

「笹百合」は、葉が笹に似ているので、こう呼ばれるようになったそうです。

 

~あぶら火の 光に見ゆる わがかづら さ百合の花の 笑まはしきかも~
 (大伴家持『万葉集』)

 

*******(夢子語訳)*******

 ともし火の光の中に見える、私の髪飾り……。

 この百合の花が、ほほえましいわぁ。  
*****************

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

 

 

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2010年

7月

12日

『伴侶』(はんりょ)

オシドリ
鴛鴦(おしどり)夫婦

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弘前で撮った鴛鴦(おしどり)夫婦の写真にしました。

でも、雄と雌がずいぶん違うので、「侶」という漢字の、同じものを並べたという意味に反するかな……。

雄と雌の区別がつかない軽鴨(かるがも)のカップルの方が、『伴侶』という言葉にふさわしいかもしれませんね。

 

 

カルガモ
軽鴨(かるがも)夫婦?

でも、この写真、夫婦じゃないかもしれませんね。

雄同士、あるいは、雌同士かも……。

 

さて、私の伴侶になる人ですが……。

以前、「小説すばる」に連載していた「城のあと、夢のあと」を読んでくださった方なら、覚えておられるかもしれませんが、あそこに登場していた人です。

そのときの竹友和美さんのイラストにも、少し似ています。

今でも、城址めぐりは、ふたりで続けているんですよ。

 

それでは、来週、勝手をしますが、どうぞよろしくお願いします。

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2010年

7月

05日

『百子の池』(ももこのいけ)

天の川
天の川

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盥に水をはって、鏡を沈めても、街灯の光しか映らないかもしれませんね。

田舎に行くと、星の数が多いことに驚きます。

先日、螢を見に行ったときも、目の悪い私でも、天の川がはっきり見えました。

でも、星が多すぎて、どれがどの星かわからない……。

 

星が見えなくても、毎年七夕の日には、短冊に願い事を書いて、つるしています。

今年も……。

 

 

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2010年

6月

28日

『三余』(さんよ)

雨
時の余

これでは、時の余だけですね。

下に、冬の夜の写真をアップしました。

これが、雨の日だと、一度に『三余』。

そう思うと、素敵な日のような気がしてきました。

気持ちよく過ごせるでしょうね。

 

冬の夜
年の余・日の余

豪雨は困りますが、しとしとと降る雨の日は、好きです。

雨だれの音を聞いていると、落ち着くような、気持ちが高ぶるような……。

そのバランスが、心地よいんです。

夜も同じことがいえるかも。

でも、冬は違うような気がします。

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2010年

6月

21日

『父子草』(ちちこぐさ)

チチコグサ
父子草

家にたくさん「父子草擬(ちちこぐさもどき)」が生えているので、写真に撮ったつもりだったのですが、見当たらなかったので、お借りしました。

 

syokubutuenn

 

 

チチコグサモドキ
父子草擬

「母子草」といっしょに生えていて、名前を知ると、

なんとなく抜けないまま置いています。

 

メルマガには、ほとんど歌や句に詠まれていないと

書きましたが、

 

~ちゝこ草 はゝ子ぐさおふる 野辺に来て 

   むかし恋しく思ひける哉(かな)~(香川景樹)

 

~こころざし 揺らぐに遠き 父子草~  (北光星)

 

などがあります。

 

最近では、この「父子草擬」も、「裏白父子草」に押されているそうです。

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2010年

6月

14日

『水恋鳥』(みずこいどり)

アカショウビン
赤翡翠

この写真は、自分で撮ったものではなく、探鳥会でいただいたものです。

鳴き声は、こちらから。

   ↓

【ことりのさえずり】

(「ことりのさえずり」をクリックすると、さまざまな鳥の声を聴くことができます)

 

 

~なつのひの もゆるわがみの わびしさに
 みづこひどりの ねをのみぞなく~ (『伊勢集』)

 

これは、伊勢に送られた、男性からの恋の歌だそうです。

「水恋」と「見ず恋」が、掛け言葉になっています。

 

*******(夢子語訳)*******

 

夏の日の、燃えるような片思いはわびしいなぁ。

逢(お)うてもくれへんあの人を恋しい恋しい言(ゆ)うて、

水恋鳥が声をあげて鳴いとうわ。

 

*****************

 

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

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2010年

6月

07日

『自照』(じしょう)

ホタル

毎年の恒例で、螢を見てきました。

今年は、多可郡八千代町です。

螢には、星かと疑うということで、「疑星(ぎせい)」という異称もあるのですが、空には驚くほどたくさんの星。そして、目の前でまたたいているのは、星と間違うほどの螢でした。

螢を写真に撮るのは難しいですね。

これでは、お月さまみたいなので、【フリー写真ブログもってって!】でお借りしました。

 

ホタル

さすが! 全然違いますね。

 

 

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2010年

6月

01日

『山法師』(やまぼうし)

ヤマボウシ
やまぼうし

きれいに咲いている「山法師」の花を見つけました。

真ん中の緑の部分が本当の花。4枚の白い花びらに見える部分は、総苞(そうほう)といって、葉が変化したものだそうです。

花をお坊さんの頭に、総苞を頭巾(ずきん)に見立てて、この名がつきました。

「花水木(はなみずき)」は、初め「アメリカ山法師」と呼ばれていたんですよ。

 

似ていますが、総苞が、ぴんとのびているのが「山法師」。「花水木」のような華やかさはありませんが、清楚な雰囲気が漂う花です。

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