『春方』(はるべ)

八房の梅
八房の梅

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~難波津に 咲くやこの花 冬ごもり

 いまは春べと 咲くやこの花~ 

 (王仁『古今和歌集 仮名序』)

 

あまりにも有名な歌ですね。

 

八房の実
八房の実

*******(夢子語訳)*******

 

 難波津に、咲いとうで、この花!

 冬ごもりをしとったけど、

 今は春になったんやから、

 咲いとんや、この花!

 

*****************

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

 

「この花」は、梅をさすそうです。

今、ちょうどまっ盛りですね。

 

写真は、明石の人丸神社(正確には、隣の月照寺)の八房の梅。

大石内蔵助といっしょに参拝した間瀬久太夫が移植したといわれ、

ひとつの花に、八つもの実を結ぶことから、この名がついたとか。

実際に、実がなるころにも訪ねたところ、本当に、八房に実を結んでいました。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    スコッチ (月曜日, 07 3月 2011 11:16)

    夏方、秋方、冬方は無くて、気候が不安定で、待遠しい春だけ・・疑問解消^^本当にそうですね、海近くで気候の変動が顕著なせいか今年は特に待遠しいです。だから、今は冬眠中(笑)『春方』の海や干潟に我は戯れん事を待ち侘び・・の心境です。

    ちなみに梅農家は、剪定したり粒が小さい時に間引きして枝の保護と実の熟成を促しますが、もし大きな梅が八つも実ったら枝が折れてしまうかもですね(笑)自然剪定?

  • #2

    夢子 こと 山下景子 (月曜日, 14 3月 2011 00:06)

    スコッチさま

    そうですね。
    このままでは、八房の梅は弱ってしまうのかな?
    江戸時代から、3代目ということですが、
    どうなのでしょう。

    それにしても、なかなかあたたかくなりませんね。
    せめて、被災地は、早く過ごしやすい天候になりますように……。