言の葉ブログ

2012年

5月

21日

『日輪』(にちりん)

日輪草
日輪草

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現在 0時過ぎですが、朝のお天気はどうでしょう。

金環日食の時が、一番、日輪の輪を確認できるとき

かもしれませんね。

 

さて、ヒマワリの異名は「日輪草」。

まだヒマワリが咲くには早いので、日食に驚くことはないでしょう。

 

私は、がんばって早起きしたいと思います。

それではおやすみなさい。

 

 

 

 

 

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2012年

5月

13日

『斑鳩』(いかる)

朝鳴き鳥
朝鳴き鳥

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先日、奈良の高取城跡へ行ってきました。

国見櫓跡からは、大和三山や明日香村が一望。

『斑鳩』もひっきりなしに鳴いていました。

 

メルマガにも書いたように、「お菊二十四」とか「月日星」などと聞きなされるのですが、

奈良の斑鳩は、「ヒデさん、かっこいい~!」と鳴いていました。

(ヒデさんは、主人の呼び名です……。

 私が、かっこいいと思っているわけでは、決してないのですが……)

 

音声ファイルをアップできなかったので、

こちらのサイトから、さえずりを聴くことができます。

(この声は、あまり「ヒデさん、かっこいい~!」ではありませんね。)

   ↓

【ことりのさえずり】

 

 

 

 

 

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2012年

5月

07日

『八重』(やえ)

八重の夢
八重の夢

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八重に重ねても、切り絵の部分はぴったり。

佐藤熙さんのサイトには、ほかにも素敵な作品がいっぱい。

よかったらのぞいてみてくださいね。

 

さて、1枚ずつ、8名の方にプレゼントしたいと思います。

本当にささやかで、ごめんなさい。

リボンの色は、4色(緑、ピンク、青、黄色)です。

こちらから、ご応募ください。

   ↓

【8周年記念プレゼント応募フォーム】

 

 

 

 

 

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2012年

4月

30日

『山吹』(やまぶき)

一重
一重

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29日は、奈良の高取城跡に行ってきました。

ちょうど山吹の花がまっさかり。

一重のも八重のも咲いていました。

(メルマガの発行が遅くなってしまってすみません)

 

 

八重山吹
八重山吹

さて、『常山紀談』では、太田道灌が蓑を借りようと、

民家を訪ねたところ、そこの若い娘が、

黙って山吹の枝を差し出したということです。

「実のひとつだになきぞかなしき」と

「蓑ひとつだになきぞかなしき」をかけていると、

いうことですね。

原文は、兼明親王(醍醐天皇の第十六皇子)

の歌で、「あやしき」でした。

 

~七重八重 花は咲けども 山吹の 

  実のひとつだに なきぞあやしき~
 (兼明親王『後拾遺和歌集』)

 

*******(夢子語訳)*******

 七重、八重と、花は咲くけど、山吹には、

 実がいっこもつけへんねんなぁ。

 不思議やなぁ。 
*****************

 

 

 

 

 

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2012年

4月

23日

『小糠雨』(こぬかあめ)

水に輪をかく浪なくば
水に輪をかく浪なくば

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暦の上では、穀雨。

今年はそのとおりに、雨がよく降りますね。

乱暴な雨もありましたが、このところは、

春雨らしい雨ではないでしょうか。

 

 

あたたかくなってくると、庭の水やりが、結構大変なのですが、

雨降りの日は、天におまかせせできるので、ちょっぴりうれしいのです。

 

 

 

 

 

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2012年

4月

16日

『花衣』(はなごろも)

花筏
花筏

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「桜襲(さくらがさね)」の衣のことも『花衣』といいます。
「襲」とは、色の組み合わせ。
表が白で、裏の色には諸説ありますが、

赤紫系の色を重ねるようです。
ですが、これらは、貴族社会の装束に対して用いられた

言葉で、庶民とは無縁のことでした。

大地の花衣
大地の花衣

 

神戸の桜も、ずいぶん散ってきました。

今日は、私も『花衣』をまといましたよ。

風があまりなかったので、ひとひらだけの花模様。

でも、いい気持ちでした。

 

「花筏」も、水がまとった『花衣』かもしれませんね。

地面に散り敷く花びらは、大地がまとった『花衣』かな。

 

 

 

 

 

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2012年

4月

09日

『桜どれ』(さくらどれ)

花曇り
花曇り

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このところ、なぜか眠くて眠くて……。

ふと、『桜どれ』かなと思ったのですが、

まだ、酔うほど桜を見ていません。

単なる寝不足みたいですね。

 

 

「花疲れ」という季語は、花見で疲れることです。

~雨だれの誘ふまどろみ花疲れ~(大竹きみ江)

 

疲れるお花見は苦手なので、私はもっぱら桜狩り。

家の近くを歩くだけでも、ここにも、ここにもと発見があって楽しいです。

 

 

 

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2012年

4月

02日

『物種』(ものだね)

蒲公英の綿毛
蒲公英の綿毛

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ごめんなさい。

『物種』というより、「草の種」というべきかな。

 

「草の種」は、いたるところにあることや、種類が多い
ことのたとえにも使われます。
「世渡りは草の種」

「身過ぎ世過ぎは草の種」

「生業(なりわい)は草の種」……。

どれも、生きていく手段は、いくらでもあるという意味のことわざです。

 

あたたかくなると、土いじりがしたくなりますね。

そろそろ、何か種をまこうかと思っています。

 

 

 

 

 

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2012年

3月

26日

『若柳』(わかやなぎ)

春雨の中
春雨の中

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「柳を折る」というと、旅立つ人を見送るという意味の

慣用句になっているほどです。

柳に関する慣用句やことわざはたくさんありますね。

「柳の下にいつもどじょうはおらぬ」というのは、

父の口ぐせでした。

 

ほかにも、

「柳に風」

「柳の枝に雪折れはなし」

「柳は緑、花は紅」

「梅が香を、桜の花に匂わせて、柳の枝に咲かせたい」

 

写真は、去年のものですが、春雨に濡れた芽吹き柳が、

ため息がでるほどきれいでした。

 

 

 

 

 

 

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2012年

3月

19日

『春野』(はるの)

蒲公英野?
蒲公英野?

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春の野原には、黄色い花が目立つような気がします。

菜の花や母子草や小鬼田平子(こおにたびらこ)、

方喰(かたばみ)……。

蒲公英野という言葉はないのですが、春らしい景色

ですね。

 

 

 

 

 

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2012年

3月

12日

『灯り』(あかり)

心の中にも
心の中にも

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神戸の「1.17希望の灯り」が、東北へ届けられ、ともされたそうです。

火をともすと、心の中にも、灯りがともるのですね。

悲しいこと、大切なことがあると、火がともされます。

これからも、消すことなく、ともし続けていきたいですね。

そして、その名のとおり、誰にとっても、希望の灯りとして、

照らし続けてくれますように……。

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2012年

3月

05日

『冬籠り』(ふゆごもり)

青大将さん、こんにちは
青大将さん、こんにちは

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おもしろい写真を見つけました。

排水溝で冬籠りしているヘビさんもいるのかな。

 

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啓蟄?
啓蟄?

こちらは、叔母の家の「マルちゃん」です。

いつも叔母を連れ出すので、

私はライバルだと思われているようなのです。

 

さて、メルマガの和歌の夢子語

(神戸在住の夢子が日常使っている言葉)訳を。

 

~雪降れば 冬ごもりせる 草も木も

  春に知られぬ 花ぞ咲きける~
  (紀貫之『古今和歌集』)

 

*******(夢子語訳)*******

 

雪が降ったら、冬籠りしとう草にも木ィにも、春には内緒の花が咲いたわ~

 

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