2013年

8月

26日

『秋の初風』(あきのはつかぜ)

秋風にススキの穂
秋風にススキの穂

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「秋風にススキの穂」というと、

なびきやすいことのたとえだそうです。

 

写真は、白川郷に行った時のもの。

6年前のこの時期に行きました。

 


~わがせこが 衣のすそを 吹きかへし 

 うらめづらしき 秋のはつ風~ 

 (よみ人知らず『古今和歌集』)

 

*******(夢子語訳)*******

 夫の着物の裾(すそ)がひるがえって、裏が見えとう。

 なんか、新鮮で、ええ感じやん。

 秋の初風が吹くって……。

*****************

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

 

 

 

 

 

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2013年

8月

19日

『盆の月』

七月十三夜月
七月十三夜月

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今日は、夜になると、涼しい風が吹いて、

月がきれいに見えました。

 

『盆の月』より早いのですが、本来なら、

迎え火は、13日からたくのだそうですね。

 

日曜日は、主人と落語を聞きに行ってきました。

新神戸オリエンタル劇場で、「第四回 お化け屋敷 寿限無亭」

『地獄八景』や『神様のご臨終』などの演目が並んで、

怖いというより、お盆らしい雰囲気を味わってきました。

 

 

 

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2013年

8月

12日

『寒蝉』(かんせん)

法師蝉
法師蝉

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関西では、連日、「熊蝉」の大合唱ですが、

昨日、おとついと、かすかに「つくつく法師」の声を

聞きました。

 

夜になると、「鐘叩き」のチンチンチン……という声も

聞こえてきます。

虫たちは、こんなに暑くても、秋の到来を感じているのでしょうか。

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2013年

8月

05日

『手馴草』(てなれぐさ)

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今回は、おもしろい『手慣草』を紹介します。

こんな形の布扇子を、よく見かけるようになりましたね。

まるい感じでかわいいです。

大金持ちの風が吹く札束扇子
大金持ちの風が吹く札束扇子


ちょっと勇気がいりそうです。

でも、使っていたら、びっくりされるでしょうね。

こんな大金、手に馴染んでいないので、

私は、『手慣草』とはいえません。

 

 

立体富士山
立体富士山

山頂の雪の部分からは、冷たい風が……。

なんてことはありません。

熱くて涼しいハート
熱くて涼しいハート

燃えているような真っ赤なハートから、
涼しい風が……。

いいですね。

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2013年

7月

29日

『天空海闊』(てんくうかいかつ)

琴引浜
琴引浜

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7年前に撮った、五月の琴引浜の写真です。

一番、空と海がきれいに写っている写真だったので……。

 

でも、この時は、「鳴き砂」で有名な、

砂浜を撮ったんです。

海水浴シーズンの前だったので、砂は、きれいでさらさら。

裸足で歩いても、足につかないんですよ。

 

そして、歩くたびに、澄みきった声で、「クッ、クッ」と鳴いてくれました。

 

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2013年

7月

22日

『土用竹』(どようだけ)

蓬莱竹
蓬莱竹

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写真がないので、【楽天市場】のショップで売っていた

蓬莱竹にリンクしています。

 

40年~60年に一度、花が咲くそうです。

また、このお店の説明によると、ケーナの材料にもなるそうですね。

 

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2013年

7月

15日

『片男波』(かたおなみ)

万葉館
万葉館

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『片男波』は、歌が詠まれた和歌山県和歌の浦の

砂嘴(さし=海に細長く突き出た地形)の地名にも

なっています。

   ↓

【片男波公園】

 

富津海岸
富津海岸

ずいぶん前に行った上、その日は雨だったので、

あまり写真を撮っていませんでした。

 

写真は、片男波にある「万葉館」の中で撮った写真です。

なんだかよくわかりませんね。

 

右の写真は、千葉県富津海岸の『片男波』です。

 

和歌も、ほとんど、そのままですが、一応……。

 

~和歌の浦に 潮満ち来れば 潟(かた)を無み
  葦辺(あしべ)をさして 鶴(たづ)鳴き渡る~ 
                 (『万葉集』山部赤人)

 

*******(夢子語訳)*******

 和歌の浦に潮が満ちてきたら、干潟がなくなるもんやから、

 葦のほとりをめざして、鶴が鳴いて渡っていきようわ。

*****************

(夢子語:神戸在住の夢子が日常使っている言葉)

 

 

 

 

 

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2013年

7月

08日

『蜘蛛姫』(ささがにひめ)

長黄金蜘蛛の幼体
長黄金蜘蛛の幼体

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我が家の庭にも、先日から、蜘蛛姫が、

鎮座しております。

調べてみると、「ナガコガネグモ」の幼体のようです。

たしかに、まだ小さくて、胴体の部分は、1センチほど。

 

それにしても、体の周りの、ギザギザの網、

お見事ですよね。

「隠れ帯」というのだそうです。

 

織姫さまに負けず、こちらの蜘蛛姫も、織物の名人ですね。

ただ、隠れ帯のせいで、かえって目立つんですけど……。

 

 

 

 

 

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2013年

7月

01日

『麦藁蛸』(むぎわらだこ)

干し蛸
干し蛸

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明石の魚の棚に行けば、いっぱい見られる干し蛸。

兵庫県立農林水産技術総合センター」のサイトに、

作り方が出ていました。

   ↓

【干しダコの作りかた】

一日半、天日干しすれば、できるんですって。

 

「芋・蛸・南京」、私にも当てはまります。

でも、順番は、「南京・芋・蛸」かな。

 

 

 

 

 

 

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2013年

6月

24日

『芙蓉峰』(ふようほう)

白蓮
白蓮

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「白蓮(びゃくれん)」は、白い蓮のことです。

清らかな心のたとえにも使われます。

富士の山頂に似ているでしょうか。

富士山
富士山

ぼんやりですが……。

沼津の海岸から撮った写真です。

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2013年

6月

17日

『藪雨』(やぶさめ)

こちらは鶯
こちらは鶯

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M/Y/D/S 動物のイラスト集

 

イラストは、鶯ですが、この尾を短くした感じが、『藪雨』です。

こちらで、鳴き声もいっしょに聞けます。

    ↓

【野鳥の歌】

 

また、こちらは、周波数の高い音がどこまで聞こえるか、チェックができる

サイトです。

    ↓

【大人には聞こえない音/聴力検査FLASH】

 

まだしばらくは、藪の雨、聞くことができそうです。

 

 

 

 

 

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2013年

6月

10日

『雨接待』(あめせったい)

慈雨
慈雨

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夜にはいって、ようやく雨が降り始めました。

これから、梅雨らしい日が続くのかな……。

 

田んぼにとっては、いつでもありがたい『雨接待』ですね。

 

 

 

 

 

 

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2013年

6月

03日

『濡れぬ雨』(ぬれぬあめ)

松風が聞こえてきそう……
松風が聞こえてきそう……

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写真は、沼津の千本松原です。

去年、講演のあと、ひとりで『濡れぬ雨』の中を歩きました。

近くには、若山牧水記念館があって、

そこも、静かで心落ち着く場所です。

何よりも、富士山が美しく見えるのに、感動しました。

 

最後に、メルマガの和歌の夢子語

((神戸在住の夢子が日常使っている言葉)訳を……。

 

~かげにとて 立ちかくるれば から衣
  ぬれぬあめふる 松の声かな~ (紀貫之)

 

*******(夢子語訳)*******

 

雨宿りをしようと思って、木陰に隠れたけど、

松風の音やったんや。

衣を濡らさへん雨やわ。

 

*****************

 

 

 

 

 

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